ダーツを投げていると、ついつい「ブル」や「トリプル」に入ったとか入ってないとか、そういう所ばかり気にしがちですが、実はそれよりも重要な要素として「グルーピング」があります。
「グルーピング」とは、同じターゲットを狙って投げたときのダーツ3本の “集まり具合”のこと。
ダーツ上達を目指すのであれば、この「グルーピング」を意識した練習は欠かせません。
なぜ、グルーピングが重要なの?
例えば、あなたが誰か知らない人と、ダーツで対戦したとします。ゲームは01だとしましょう。
1投目、相手はブルに1本入れましたが、
他の2本はトリプルラインを越えてブルから大きく外れてしまいました。
あなたはこの相手にどんな印象を持つでしょうか?
きっと、「ブルはたまたま入っただけみたいだし、全然恐くないな。」と、思うでしょう。
これが、
1投目、相手は3本ともブルを外してしまいました。しかし、3本ともブルから1ビット程度の所に、囲うように刺さっています。
今度はきっと、「あぶないあぶない、次はハットトリックを出してきそうだな。」と、
プレッシャーを感じることでしょう。
グルーピングだけで、感じる印象はこんなにも変わります。
また、01などのゲームにおいては、狙いの数字を外した時のことを考えて、アレンジしていきますが、グルーピングができていないと、そのアレンジすら難しくなってしまいます。
グルーピングを良くするにはどんな練習をすれば良いの?
グルーピングは基本的に、3本とも全て同じように投げれば、自然と同じ所に集まってきます。
ダーツボード上のこの辺りを狙う!という意識で投げて、3本ともその範囲に入っていれば問題ありませんが、ここで狙いの所から大きく外れてしまうようであれば、投げるときに「リリースポイント」や「ひじ」がそれぞれズレていたり、どこかの指に引っかかったりしている可能性が高いです。
狙った範囲に3本ともまとまるように、繰り返し練習して、体に覚えさせることが重要です。
より、グルーピングを意識した練習を行うのであれば、「PRACTICE RING」(プラクティスリング)を使うのが良いでしょう。
PRACTICE RING(プラクティスリング)って何?
PRACTICE RINGとは、その名前の通り、練習用のリングです。
私の場合、WINMAU(ウィンモー)のPRACTICE RINGを使っているので、ご紹介します。

こちらがパッケージになります。およそ1,500円程度で販売されています。
↓は開封した中身です。

紙製の練習用ボードが10枚、リングは5種類の大きさが2個ずつ、
リングをぶらさげるようのマチ針(ハードボード用)が11本入っています。

リングの大きさは60mm,45mm,26mm,15mm,10mmの5種類です。

実際使ってみるとこんな感じです。
我が家にはハードボードがない為、ソフトダーツボード(ダーツライブ200S)での使用感です。

ソフトダーツボードには針は使えないので、ソフトダーツ用のチップで固定しています。
まずはこのリングの範囲内に収まるように練習します。(60mmから順番に)

なんとか収まりましたね!笑
こんな感じで狙う所を色々変えてみるといいですよ!
苦手ナンバーの練習にも最適です。
ちなみに・・・

リングには穴が一か所しかないため、ダーツがリングに接触した場合、ズレてしまったり、
ブラブラと揺れてしまったりするので、上の写真のように真下にもう一本チップを刺して固定するとズレにくくなりますよ。
まとめ
ダーツ上達への近道は、グルーピング練習です。
これはすぐに出来るものではないので、じっくり体に覚えさせましょう!
よりグルーピングを意識した練習にはPRACTICE RINGが便利です。
その存在をかなり後になってから知った私は、初心者の時に輪ゴムをチップで固定して練習したりしてました笑
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